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【剥がれる前に】アルミサッシ塗装の8つの手順と塗らない5つの場所

アルミサッシ塗装 塗らない場所が5つあります ドア・建具の塗装

窓のアルミサッシが白っぽくくすんできた。黒に塗り替えたら部屋が引き締まりそう。そう思ってスプレーを買ってきて塗ったところ、乾いたあとに爪が当たっただけでぺりっとめくれた。あるいは、塗ったあとから窓が重くなって動かなくなった。

アルミサッシは、塗るのが難しい相手です。塗料が食い付かない表面でできているうえに、塗ってはいけない場所が窓の中にいくつもあります。そこを知らずに塗ると、見た目の問題では済みません。

こんなお悩みはありませんか
  • 塗ったのに爪で剥がれる
  • 白い粉が出てきている
  • どこまで塗ってよいかの迷い
  • マンションで塗ってよいかの不安
  • 窓が動かなくなる心配
困っているDIY初心者の女性キャラクター
DIY初心者

サッシを黒く塗りたいんです。でも、窓が開かなくなったら困ります。

塗装職人の男性キャラクター
塗装職人

その心配は正しいです。塗ってはいけない場所を先に押さえましょう。

私は工場で機械部品の塗装をして10年になります。アルミは現場で日常的に相手にする素材で、そのままでは塗料が定着しません。この記事では、アルミサッシの塗装が剥がれる原因と、塗らない5つの場所をお伝えしたうえで、8つの手順を紹介します。読み終われば、自分の窓を塗ってよいかどうかが分かります。

アルミサッシの塗装が剥がれる原因

アルミサッシの塗装が剥がれる原因を示すバナー

先に原因をはっきりさせます。アルミサッシが塗りにくいのは、腕の問題ではありません。アルミという金属の表面には、鉄にはない膜ができていて、それが塗料をはねのけます。ここを知らないまま塗ると、下地処理のどこに力を入れればよいのかが分かりません。原因を3つに分けてお伝えします。

アルマイトの膜に塗料が乗らない状態と、足付けで傷に入り込む状態を比べた断面図
つやが消えるまでなでるだけで、塗料の引っかかりができます

アルマイトの膜に塗料が食い付いていない

アルミは空気に触れると、表面にごく薄い膜を作ります。この膜が中のアルミを守るため、アルミは鉄のように赤茶色く錆びません。サッシの多くは、その膜を人工的に厚くしたアルマイトという処理がしてあります。

この膜は硬くて、つるつるしています。守る力は強いのですが、塗装にとっては都合が悪い相手です。塗料が引っかかる凹凸がないため、乾いても面に乗っているだけになります。

同じことが、メッキや化粧板でも起きます。素材は違っても、つるつるした面は塗料が定着しません。考え方はスチールラック塗装を剥がれにくくする7つの手順やカラーボックス塗装の下地処理と7つの手順でも解説しています。

白サビの上から塗っている

2つ目の原因です。古いサッシに出ている白い粉、あれは汚れではありません。白サビと呼ばれるアルミの腐食で、アルマイトの膜が破れたところから出てきます。

アルミサッシの枠に白い粉のような白サビが出ている様子
北向きの洗面所の窓。上を向いた面と角に白サビが集まっています
比べる点鉄の赤サビアルミの白サビ
色赤茶色白い粉
進み方内部まで進む表面にとどまりやすい
出やすい場所傷 溶接部 水がたまる場所結露する場所 すき間 裏側
塗装の前に落としてサビ止めを塗る落として密着プライマーを塗る
同じサビでも、出る理由と対処が違います。鉄用のサビ止めをアルミに塗っても効きません

白サビは粉なので、その上に塗ってもくっつく相手がありません。粉ごと塗膜が剥がれます。鉄の赤サビのように穴が開くまで進むことは多くありませんが、塗る前には落とす必要があります。

ただの汚れとの見分け方は簡単です。乾いた布でこすってみてください。落ちれば汚れ、落ちずに手ざわりがざらつくなら白サビです。北向きの窓や洗面所のように結露しやすい場所は、とくに出やすくなります。

白サビがなぜ出るのか、どこまで落とせばよいのかはアルミもサビる|白サビと腐食の落とし方でくわしく説明しています。

白サビを乾いた布でこすっても落ちないことを確かめている様子
乾いた布でこすっても落ちません。落ちるなら白サビではなく汚れです

手あかと油分が残っている

3つ目は、面の一部だけに起きる原因です。窓のサッシは毎日手が触れます。開け閉めのときにつかむ場所、鍵をかけるときに触れる場所には、手の脂が付いています。

さらに、屋外のサッシには排気ガスや花粉、室内側には料理の油が付きます。全体はうまく塗れたのに、一部だけ玉になる。そういう塗り上がりになったら、そこに油分が残っています。水拭きだけでは落ちません。

サッシを塗る前に確かめる3つのこと

アルミサッシを塗る前に確かめることを示すバナー

原因が分かったところで、手を動かす前の確認です。サッシには、他の場所を塗るときにはない事情があります。とくに1つ目は、知らずに塗ると近所づきあいの問題にまで広がります。作業を始める前に、必ず確かめてください。

マンションは管理組合に確認する

分譲マンションにお住まいの方は、ここから始めてください。窓のサッシは、自分の持ち物ではない場合があります。

マンションの窓は共用部分にあたることがあります

国土交通省が示すマンション標準管理規約では、窓枠と窓ガラスは専有部分から外され、共用部分として扱われています。住んでいる人が使う権利を持っているだけで、勝手に手を加えてよい場所ではありません。

建物の外観に関わるためです。1軒だけ黒く塗ると、外から見たときに目立ちます。

実際のきまりは、マンションごとの管理規約で決まっています。まず管理規約を読み、書かれていなければ管理組合に聞いてください。室内側だけなら認められる場合もあります。戸建てであれば、この確認は要りません。

窓が動くかを先に見る

塗る前の窓が、すでに重い、引っかかる、途中で止まる。そういう状態なら、塗る前に直してください。塗膜の厚みが加わると、さらに動きにくくなります。

動きが悪い原因は、たいていレールのゴミか、戸車のすり減りです。レールを掃除しただけで直ることもあります。直らない場合は戸車の交換になり、塗装とは別の作業です。

塗らないほうがよい状態を知る

次のような場合は、塗っても長持ちしません。塗装ではなく、別の手を考えてください。

  • 白サビが厚く、削ると表面がでこぼこになる
  • 枠がゆがんでいて、すき間から風が入る
  • ガラスを押さえるゴムが硬くなって割れている
  • 雨のたびに室内へ水が入ってくる

これらは見た目ではなく、窓としての働きが落ちている状態です。塗って隠しても、問題は進みます。判断のしかたはDIY塗装をやめるべき5つの状態と対処法にまとめています。

サッシに塗らない5つの場所

アルミサッシで塗らない5つの場所を示すバナー

この記事でいちばんお伝えしたい章です。サッシは、ただの枠ではありません。開け閉めするための部品と、水を外へ出すしくみが組み込まれています。そこに塗料が入ると、見た目より深刻なことが起きます。塗らない場所を5つに分けてお伝えします。

アルミサッシで塗らない5つの場所を窓の図と一覧で示した図
番号の場所に塗料が入ると、窓の働きが落ちます

場所1 レールと戸車

窓が走る溝と、窓の下についている小さな車輪です。ここは金属どうしがこすれ合う場所で、わずかな厚みが動きを変えます。

塗料が入ると窓が重くなり、乾いたあとに固まると動かなくなります。しかも、あとから塗料だけを取り除くのは困難です。レールは塗らず、マスキングテープでふさいでください。

場所2 窓の鍵(クレセント)の可動部

クレセントと呼ばれる、窓の中央にある半月の形をした鍵です。回して引っかける部分と、受け側の金具が組み合わさって働きます。

アルミサッシのクレセント錠の回す部分と受け金具
回す側と受け側がかみ合う部分。ここに塗料が入ると回らなくなります

ここに塗料が入ると、回らなくなるか、かかりが浅くなります。かかりが浅い鍵は、防犯の面でも問題です。色を変えたい場合は、ねじを外して本体だけ別に塗り、可動部と受け金具は塗らないでください。

場所3 下枠の水抜き穴

もっとも見落とされる場所です。サッシの下枠には、小さな穴が開いています。ゴミが詰まった穴だと思って、ふさぎたくなるかもしれません。

下枠の水抜き穴が通っている状態とふさがった状態を比べた断面図
ふさぐと、行き場を失った水が室内側にあふれます
水抜き穴をふさぐと起きること
  • 横なぐりの雨がレールに入る
  • 行き場を失った水がたまる
  • あふれた水が室内側へ回る
  • 下地の木材やねじが傷む

この穴は、吹き込んだ雨と冬の結露水を外へ出すためのものです。冬に窓の下がびしょびしょになるお宅では、毎日ここから水が出ています。

塗料は液体なので、刷毛で塗っただけでも穴の縁に回り込みます。塗る前に穴の位置を数えて、1つずつテープでふさいでください。塗り終わったらテープを外し、穴が通っているかを確かめます。

場所4 ゴムのパッキン

ガラスのまわりを押さえている黒いゴムと、窓が閉まったときに当たる細い毛のような部分です。どちらも、すき間をふさぐために柔らかく作られています。

アルミサッシの框にある毛のようなすき間ふさぎ
窓が閉まったときに当たる毛のような部分。塗料が乗ると寝てしまいます

塗料が乗ると、ゴムは硬くなって縮み、毛は寝てしまいます。すき間風と雨の入り口を、自分で作ることになります。ゴムの部分は、細いマスキングテープで縁まできちんとふさいでください。

場所5 網戸のレール

網戸が走る溝も、窓のレールと同じです。幅が狭いぶん、塗料が入ると余計に動きが渋くなります。

網戸そのものを塗るのもすすめません。網は細い糸の集まりで、塗料が目をふさぎます。網戸は外して、別の場所に置いてから作業してください。外しておけば、養生する場所も減ります。

アルミサッシ塗装の8つの手順

アルミサッシ塗装の8つの手順を示すバナー

ここからが本番です。手を動かす時間は窓1つで3時間ほど、乾かす時間を入れると1日から2日を見てください。順番には理由があります。とくに養生は、塗る直前ではなく決められた位置に入れてあります。飛ばさずに進めてください。

アルミサッシを塗る8つの手順の流れ図
オレンジの5つが、剥がれにくさを決める工程です

手順1 洗って乾かす

中性洗剤を薄めた水とスポンジで、枠全体を洗います。レールの溝は、古い歯ブラシを使うと砂やほこりが取れます。

洗ったら、水でしっかり流して乾かしてください。洗剤が残ると、そこから塗料がはじきます。このとき、水抜き穴から水が出るかを確かめておくと、穴の位置も分かって一石二鳥です。

手順2 白サビと古い塗膜を落とす

白い粉が出ている場所を、ナイロンたわしか目の細かいサンドペーパーで落とします。粉が飛ぶので、防じんマスクと保護メガネを着けてください。

すでに塗ってあるサッシなら、浮いている塗膜も落とします。縁を指で押して浮かなくなるところまでが目安です。浮いた塗膜を残したまま塗ると、その層ごと剥がれます。

手順3 足付けをする

つるつるのアルマイトの面に、細かい傷を付けて引っかかりを作ります。これを足付けと呼びます。使うのは320番前後のサンドペーパーです。使う下塗り剤に番手の指定があれば、そちらに従ってください。

なぜこの一手間で食い付くようになるのかはアルミに塗料が食い付かない理由で説明しています。

どこまでかけるかの目安
  • ちょうどよい → 光の反射が鈍くなり白っぽくなる
  • 足りない → つやが残り、光を強く返す
  • やりすぎ → 深い傷が残り、塗ったあとも線が見える

つやが消えれば十分です。アルミは鉄より柔らかいので、力を入れると傷が深く入ります。

かけ終わったら、出た粉を乾いた布で拭き取ります。粉が残ったまま塗ると、塗膜の中に閉じ込められて、そこから剥がれます。

手順4 脱脂する

工場でも、塗る直前には必ず脱脂をします。ここを省いた分は、そのまま仕上がりに出ます。アルミは金属なので、アルコールで拭いても表面が傷みません。

アルコールか専用の脱脂剤を布に含ませ、面を一方向に拭いてください。往復させると、落とした脂を戻してしまいます。拭いたあとは素手で触らないでください。道具は塗装の下地処理の7つ道具とむだのない予算で解説しています。

手順5 塗らない場所を養生する

脱脂が終わってから養生します。順番が逆だと、テープの上から脱脂することになり、テープがはがれます。

ふさぐ場所使うもの確かめること
レールと戸車幅の広いマスキングテープ溝の底まで貼れているか
クレセントの可動部細いマスキングテープ受け金具もふさいだか
水抜き穴小さく切ったテープ穴の数を数えたか
ゴムのパッキン細いマスキングテープ縁まで隠れているか
ガラスと壁養生テープと養生シートすき間がないか
塗らない5つの場所が、そのまま養生する場所になります

テープは、貼ったあとに指の腹で縁を押さえてください。浮いていると、そこから塗料が入ります。

角の処理や剥がすタイミングなど、養生そのものは塗装の養生で仕上がりが決まるでくわしく説明しています。

手順6 密着プライマーを塗る

8つの手順の中で、いちばん大事な工程です。ここを省くと、これまでの作業がほとんど無駄になります。

密着プライマーは、食い付きにくい面と上塗り塗料の間に入って、両方をつなぐ塗料です。刷毛で塗るなら、塗料を付けたあと缶のふちに押し当てて、余分を落としてから塗ります。厚塗りはしないでください。塗る回数と乾かす時間は製品で違うため、缶の表示に従ってください。

下塗りの種類と選び方はサビ止め塗料の選び方と初心者が迷う4つの分かれ道で解説しています。鉄用のサビ止め塗料をアルミに塗っても、定着はしません。

手順7 上塗り1回目

1回で色を決めようとしないでください。薄く塗って乾かし、もう一度薄く塗る。これがムラを減らすいちばん確実な方法です。細長い面に出やすい塗り継ぎの境目を消すにはペンキの塗り方とプロの刷毛づかい4つの動きをご覧ください。

1回目は、色が薄くて下が透けていて構いません。サッシは細長い面が続くので、刷毛は長い方向に、端から端まで一気に動かします。途中で止めると、そこに跡が残ります。

刷毛の選び方と動かし方は初心者向け刷毛の選び方と失敗しない5つの基準で解説しています。

手順8 上塗り2回目

乾燥時間を守ってから2回目に入ります。指で触れて付かなくても、塗膜の内部はまだ固まっていません。缶に書かれた塗り重ね間隔を守ってください。

2回目で色が決まります。塗り終わったら、テープは塗膜が完全に乾く前に外してください。乾ききってから外すと、塗膜が一緒に持っていかれます。外したあと、水抜き穴が通っているかを必ず確かめます。

アルミサッシ塗装に使う道具

アルミサッシ塗装に使う道具を示すバナー

必要なものは多くありません。ただし、下塗りだけは選び方を外すと結果が変わります。3つに分けてお伝えします。費用は、道具をすべてそろえた場合で4000円から6000円ほどが目安です。

アルミに対応した密着プライマー

缶や説明書に、使える素材の一覧が書かれています。そこにアルミが入っているものを選んでください。

缶に書いてあること判定
○ 対応素材に「アルミ」があるこれを選ぶ
× 「さび止め」「鉄部用」とだけある選ばない
× 対応素材が書かれていない選ばない
○の1行だけが買ってよいものです。缶に書かれた対応素材だけを見比べてください

サビ止め塗料と密着プライマーは、売り場で隣に並んでいますが役目が違います。サビ止めは鉄のサビを抑える塗料、密着プライマーは塗料を定着させる塗料です。素材ごとの下塗りの違いは門扉の塗装をDIYする7つの手順と道具の選び方でもお伝えしています。

屋外用の上塗り塗料

窓の外側は、一日じゅう日が当たり、雨にも当たります。缶に「屋外用」または「屋内外用」と書かれているものを選んでください。アルミに塗れるかどうかの見分け方はアルミ用塗料の選び方|缶の2か所を読むで詳しく書いています。

室内側だけを塗る場合は、においの少ない水性が作業しやすくなります。窓は換気しながら塗れる数少ない場所ですが、それでも油性は室内に向きません。判断の基準は水性ペンキと油性ペンキの違いと初心者の選び方で解説しています。

細いマスキングテープ

サッシの養生は、細かい場所が多くなります。幅の広いテープだけでは、ゴムの縁や水抜き穴に対応できません。

  • 幅6ミリから12ミリ → ゴムの縁 クレセントまわり 水抜き穴
  • 幅18ミリから24ミリ → レール 網戸のレール
  • 養生テープと養生シート → ガラス 壁 床

マスキングテープと養生テープの違いは塗装の下地処理の7つ道具とむだのない予算で解説しています。

アルミサッシ塗装のよくある質問

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作業の前後でよく出てくる疑問をまとめました。どれも迷いやすい点です。

賃貸でも塗れるか

すすめません。賃貸の住まいは、退去するときに元の状態に戻す必要があります。塗った塗料を完全に落とすのは、塗るより難しい作業です。

どうしても色を変えたい場合は、貼ってはがせるシートを使うほうが現実的です。それでも、作業の前に大家さんか管理会社に確認してください。

スプレーと刷毛のどちらがよいか

サッシに関しては刷毛です。スプレーは細かい霧が飛び、ガラス、壁、隣家の車にまで付きます。

もうひとつ理由があります。スプレーは霧が回り込むため、レールや水抜き穴のようなふさぎきれない隙間にも入ります。刷毛なら、塗る場所を目で見ながら進められます。

白サビは落とさないとだめか

落としてください。白サビは粉なので、その上に塗ると粉ごと剥がれます。

ただし、深く削る必要はありません。ナイロンたわしでこすって、粉が出なくなればそこまでです。アルミは鉄より柔らかいので、削りすぎると面がへこみます。

塗ったあと何日で窓を開け閉めできるか

表面が乾いても、塗膜の内部はまだ固まっていません。指で触れて付かなくなるのと、こすれても平気になるのは別です。

窓は、開け閉めのたびに枠どうしがこすれます。最後の上塗りから数日は、なるべく動かさないでください。缶に硬化までの日数が書かれていれば、その表示を優先します。

費用はいくらかかるか

窓1つを塗る費用の内訳
  • 密着プライマー → 1200円ほど
  • 屋外用の上塗り塗料 → 2000円ほど
  • 刷毛 2本 → 1000円ほど
  • マスキングテープと養生材 → 1000円ほど

合計で4000円から6000円ほどです。2つ目からは塗料が余るため、1つあたりの費用は下がります。

浴室のサッシも塗れるか

すすめません。浴室は湿気がこもり、塗料が乾きにくい場所です。乾かないまま湿気にさらされると、塗膜が白くにごります。

換気もしにくいため、においがこもります。浴室のサッシは、塗るより掃除で白サビを落とすほうが現実的です。

途中で剥がれたらどうするか

剥がれた部分だけを直しても、また同じ場所から剥がれます。原因は下地にあるからです。

めくれた塗膜を、縁が浮かなくなるまで取り除いてください。そのあと足付けと脱脂をやり直し、密着プライマーから塗り直します。上塗りだけを重ねても解決しません。

まとめ

アルミサッシ塗装のポイントを振り返るバナー

アルミサッシの塗装が剥がれるのは、腕のせいではありません。アルマイトというつるつるの膜が塗料をはねのけるからです。足付けをして、密着プライマーでつなぐ。この2つで剥がれにくくなります。

そして、サッシには塗らない場所が5つあります。ここを守らないと、窓が動かなくなったり、雨が室内に入ったりします。見た目の失敗では済みません。

この記事のポイント
  • アルマイトの膜に塗料は食い付かない
  • 白サビは粉なので落としてから塗る
  • マンションは管理組合に確認する
  • レールと戸車は塗らない
  • クレセントの可動部は塗らない
  • 水抜き穴は必ずふさいで塗り後に開ける
  • ゴムのパッキンと網戸のレールは塗らない
  • テープは乾ききる前に外す
納得して笑顔のDIY初心者の女性キャラクター
DIY初心者

水抜き穴なんて、あるのも知りませんでした。数えてから塗ります。

塗装職人の男性キャラクター
塗装職人

そこに気づけば大丈夫です。養生さえ丁寧にできれば、あとは薄く2回。落ち着いていきましょう。

同じ考え方は、メッキや化粧板など他の定着しにくい面にも使えます。金属の下塗りの選び方はサビ止め塗料の選び方と初心者が迷う4つの分かれ道を、玄関まわりを塗るなら玄関ドア塗装のかんたんDIY手順とムラ防止のコツ3選をあわせてご覧ください。サッシの外にある雨戸も塗り替えるなら、雨戸塗装DIYの8つの手順|届けば自分で塗れるにまとめています。

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